1/20 ドモン・カッシュ

キット制作レビュー

さて、今回のキット制作レビューは、1/20「ドモン・カッシュ」です。

こちらのキットは、単品で販売されているものではなく、ガンプラMG(マスターグレード)シリーズのゴッドガンダムに付属しているものとなります。

ゴッドガンダムに限らずMGシリーズや一昔前の1/100スケールには、ときどきこのような1/20サイズのフィギュアが付属していました。

ですが最近、新発売されるものには全く付属されなくなったのが、残念でなりません。

ドモン・カッシュの特徴と魅力

MGゴッドガンダムに付属するドモン・カッシュは、私服でファイティングポーズをとった造形となっています。

顔の傷、眉間のシワなど、細かいところもていねいに再現されています。

1/20サイズのフィギュアといえば、ほとんどの場合、直立したポーズのものが多いということを考えるとファイティングポーズをとった、このドモン・カッシュは珍しい部類のフィギュアと言えるでしょう。

さらに左足もとには、岩の台座が付属していて転倒を防止してくれるようになっています。

ちなみに、このドモン・カッシュをはじめ、ガンプラに付属する1/20サイズのフィギュアの素材はPS(ポリスチレン)樹脂です。

プラスチックに比べ、少し柔軟性があるのでポッキリと折れたりすることはないため、壊れにくいというメリットがあります。

逆にデメリットはというと、ヤスリがけをすると毛羽立ちやすく、表面処理が通常のプラスチックよりも難しいという点が挙げられます。

1/20 ドモン・カッシュの作成行程

合わせ目消しを行ったあと、サーフェイサーで表面処理。

塗装は、ジャケットとズボンはエアブラシ塗装、それ以外は筆塗りしました。

塗料はミスターカラーのラッカー系を使っています。

ミスターカラーは豊富な品揃えですが、細かな色まで購入すると経済的にも厳しいですし、置き場所にも困ってしまいますので、わたしの場合、常時揃えているのは、ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、レッド、グリーン、ブラウンなどの基本色です。

これらの基本色を設定画を参考にしながら、調合しています。

使用したカラーおよび調合は以下のとおりです。

・ズボン・・・ブルー + ブラック少々

・シューズ・・・グリーン + イエロー少々 + ブラウン少々

・ジャケット・・・ホワイト + イエローほんの少し

・髪・・・ブルー + グリーンほんの少し + ブラックほんの少し

・インナーシャツ・・・グリーン + ブラウン + イエロー少々

・グローブ・・・レッド + ブラウン少々

・腕まくり・・・ホワイト + イエローほんの少し + ブラックほんの少し

・肌・・・フレッシュ

・ハチマキ・・・レッド

アイペイントや顔の細かな塗装については、タミヤのエナメル塗料を使用しました。

最後にミスターカラー缶スプレーのつや消しクリアでコーティングしています。

各ステップで注意すべきポイント、完成後の反省点

作る前は色分けがシンプルに思えたのですぐに完成させることができるだろうと思っていました。

ですが、細かい塗り分けが意外と多く、思いのほか時間がかかってしまいました。

また、眉毛については造形が無く、フリーハンドで描く必要があります。

1回目は失敗したので描きなおす羽目になりました。

さらに、アイペイントも数回失敗してやりなおしました。

どちらかの瞳の位置が少しでもズレると視線が定まっていないような目になっちゃうんですよね。

失敗した時はエナメル溶剤で消すんですが、あまりやりすぎると肌の色が黒ずんできます。

いくら失敗してもやりなおせるといっても、やはり、失敗は少ない方が綺麗に仕上がるというわけですね。

このあたりはやっぱり数をこなして慣れていくしかないのでしょう。

1/20 ドモン・カッシュの完成画像とその解説

今回ご紹介したドモン・カッシュは、ファイティングポーズでの立体かであり、表情も迫力のある造形となっています。

このドモンを完成させると今度は、ライバルとなるフィギュアと並べてディスプレイしたいと思いました。

そこで、次回は、ドモンの師匠でありライバルでもある1/20東方不敗マスターアジアを制作していきます。

ファイティングポーズをとったドモン・カッシュと東方不敗マスターアジアを並べるときっとかっこいいこと間違いなしでしょう。

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