ガンダムキャラコレ 1/20 シャア・アズナブル

キット制作レビュー

今回からフィギュアキットの制作についても本ブログに掲載していこうと思います。

その第1段は、今はなつかしの「ガンダムキャラコレシリーズ 1/20 シャア・アズナブル」です。

ガンダムキャラコレシリーズは、1980年代の第一次ガンプラブームのときに発売されました。全10種類で、シリーズのラインナップは以下の通りです。

  • アムロ・レイ
  • シャア・アズナブル
  • ララァ・スン
  • ブライト・ノア
  • カイ・シデン
  • セイラ・マス
  • フラウ・ボゥ
  • マチルダ・アジャン
  • ガルマ・ザビ
  • イセリナ・エッシェンバッハ

個人的にはもっとラインナップを増やしてほしかったですね。ランバ・ラル、キシリア・ザビとかもあったらよかったのになぁ・・・

モビルスーツのガンプラに比べてあまり売れなかったんですかねぇ・・・。

ガンダムキャラコレシリーズは1980年代当時、1個100円で販売されていました。ちなみにモビルスーツのプラモデルは、例えば一番安いザクやグフは300円だった時代です。

その後、キャラコレシリーズは、1990年代に復刻版としてクリアパーツ仕様の10体セットで販売されました。

今回ご紹介するシャア・アズナブルは、復刻版のクリアパーツ仕様のものです。

とはいっても、色を塗ってしまえばクリアパーツかどうかなんて全然関係ないんですけどね。

ガンダムキャラコレ シャア・アズナブルの特徴と魅力

1/20サイズのシャア・アズナブルのフィギュアキットは、ガンプラのMGシリーズなどに付属されているものがありますが、キャラコレのシャアは、比較的、足が長く、全体的にスマートな造形となっています。

キャラコレのほとんどのシリーズは、なぜか腕が短かい、かつ小さすぎるという特徴がありますが、シャアに限って言えば、腕が小さすぎるという印象は受けません。

ちょうどいい大きさと言えるのではないでしょうか。

また、ヘルメット、マント、両腕、武器がパーツ分割されているので、塗装がしやすいという特徴があります。

ガンダムキャラコレ 1/20 シャア・アズナブルの作成行程

キット作成の手順は、パーツの切り離し、合わせ目消し、下地処理、塗装の順番で行いました。

一番大変だったのはやっぱり塗装の工程です。

まずは、レッドで服をエアブラシで塗装

腕は別パーツになっているので上腕の塗装も忘れずにレッドを吹き付けます。

マスキングテープを使ってマスキング後、手袋、ブーツ、ベルトを白でエアブラシ塗装。

顔をマスキング後、肌色でエアブラシ塗装。

マントの前だれ部分をマスキング後、黒でエアブラシ塗装、同時に別パーツのマントもエアブラシ塗装。

マントの外側をマスキングし、マントの内側をグレーでエアブラシ塗装。

武器をグレーでエアブラシ塗装。

マントの前だれ、肩の飾りをタミヤエナメルのクロームシルバーで筆塗り。

乾いたら、その上からクリアイエローで筆塗り。

最期に全体的に墨入れ、シャドー部分を筆塗りして終了です。

各ステップで注意すべきポイント、完成後の反省点

1/20サイズであればエアブラシを使わずに全て筆塗りで済ますことも可能でしょう。

ですが、筆塗りはどうしてもムラが出やすくなってしまうのが難点です。

筆塗りのムラがあえて味になるということもありますが、エアブラシのほうが塗装面が均等できれいに仕上がるのは間違いありません。

かといって、このサイズで全てエアブラシで塗装するとなるとマスキング地獄に陥るので、鬼のように時間が削られてしまいます。

個人的に思うオススメ塗装方法は、例えば上半身の服やズボンなど、面積の広い部分だけをエアブラシで塗装し、残りは筆塗りという方法です。

髪の毛も比較的面積は広めではありますが、わたしの場合は髪の毛は筆塗りにしています。

エアブラシ塗装が増えると、それに比例してマスキングの手間も増えてしまうからです。

また、エアブラシは塗装面がきれいであるということは間違いありませんが、やっぱり完璧ではありませんしね。

妥協できるところは潔く妥協して、より多くのフィギュアを作るほうが有意義なのではないでしょうか。

ガンダムキャラコレ シャア・アズナブルの完成画像とその解説

ヘルメットのツノのような飾りの部分は、左右別パーツとなっており、それぞれ接着する必要があります。

左右の位置がずれると間抜けっぽい印象になってしまうので、時間をかけて慎重に位置合わせしました。

また、接着が緩いと取れたり折れたりするので、気持ちヘルメット側に寝かせるようにし、ヘルメットとの接着面を多くして強度を保つようにしてあります。

ご覧の通り、ストレートに組み立てると、左右の飾りを「張り付けた感」が残ってしまいます。

こだわるのであれば、パテで修正するのが理想ですが、今回は時間の都合もあり、見送ることとしました。

1/20サイズであれば、それほど目立たないと考えたからです。

もしまたこのキットを作ることがあったら、パテでの修正に挑戦してみたいと思っています。

前述したとおり、今回ご紹介しているキャラコレのシャア・アズナブルは全体的な印象として、とてもスマートな印象です。その理由としては、劇中よりもマントとブーツが短めに造形されている点が挙げられます。

両腕の接着は、前のほうに付けてしまうと不自然になってダサくなってしまうので、胸の張りが強調されるように、若干後ろの位置で接着しました。

これにより、堂々とした印象になり、不自然さもなくなります。

個人的な感想としては、今回ご紹介したガンダムキャラコレのシャア・アズナブルは、1/20サイズでありながら、細かい造形まで施された良キットだと思います。

実際に作ってみて気がついたのですが、これほどまでのフィギュアが1980年代の段階で販売されていたというのは本当に驚きです。

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