さて、今回ご紹介するのは石粉粘土でフルスクラッチ、つまり自作したパタリロです。
なぜパタリロを自作しようと思ったのか?
これまでのわたしの人生の中で、粘土でフィギュアを作ったことなど一度もありません。
フィギュアって買うものと思い込んでいましたが、一昔前に比べると昨今のフィギュアは高額のものが多くなりました。
経済的に考えて、欲しいフィギュアがあったとしてもポンポン買うことなんてできません。
さらに2024年現在は円安と物価高、そしてそれはこのままどんどん進んでいくことでしょう。
そうするとますますフィギュアを買うことができなくなってしまいます。
そこで、「買えないなら自分で作るしかない!」と単純に思いついた次第です。
ネットで調べてみると、どうやら安い石粉粘土というものでも十分フィギュアを作れるらしい・・・。
amazonで400円ほどで販売されていたので早速購入。
本当に作れるのか不安でしたが、仮に作れなかったとしても400円なら諦めがつくと思いました。
まずは現実的なところで二頭身キャラが作りやすそうと思い、そのなかでも個人的に大好きなパタリロという結論に至ったわけです。
パタリロは、昭和の大人気アニメですが、不思議とフィギュアは販売されていないようです。
なくはないようですが、種類が圧倒的に少ないことは間違いありません。
もしパタリロのフィギュアを自作できたら、貴重な一体になると同時にわたしの自信にもつながります。
そんなふうに期待を大きく膨らませながら、パタリロのフィギュア制作にとりかかりました。
パタリロの特徴と魅力
パタリロの原作は魔夜峰央さんの漫画ですが、1980年代にアニメ化されています。
わたしは漫画のほうはあまり読んだことはありませんが、アニメを見て大ファンになりました。
パタリロを演じる声優の白石冬美さんがとてもマッチしている点もよかったです。
さらにレギュラーキャラのバンコラン、マライヒの声優、曽我部和恭さん、藤田寂子さんもすごくマッチしていてとてもよかった!
ゲストキャラの声優さんも大物ぞろいなので、パタリロを見たことないという人はぜひ見ていただきたいですね。
というわけで、今回は主人公パタリロを石粉粘土で自作していきます!
パタリロの作成行程
粘土をさわるなんて小学生の時以来です。
一応ネットで調べてみると、「スパチュラ」なるものが必要そうだったので、こちらもamazonで安いものを購入しました。
始める前に思っていたことは、出来はどうあれ、完成させることが大事だということ。
どんなにヘタクソでもまずは完成させようと思いながら粘土をこねはじめました。
顔の造形から始めたのですが、全く形にならず、とにかく手を動かし続けました。
すると、少しずつパタリロの顔らしきものが出来上がってきました。
粘土を継ぎ足ししすぎて思っていたよりも大きな顔になってしまいました・・・。
顔が完成したら、今度は体、手、足の順番で作っていきます。
顔は割と自分でも納得できる出来だったので、それ以外はとにかく室よりもスピード重視で作業を進めていきました。
すると・・・
なんということでしょう!
パタリロができあがりました 笑
どうみてもパタリロですよね。
後ろ側はかなり手抜きが目立ちますが・・・。
その後は、いつものキット制作と同じように、サーフェイサーを吹き、塗装して最後につや消しクリアーを吹いてフィニッシュです。
各ステップで注意すべきポイント、完成後の反省点
出来上がったパタリロを見て思ったのは、当初想定していたよりもサイズが大きいということ。
小さいサイズのものを作ろうとすると当然その分、細かい作業になってしまうのでどうしても大きくなってしまうんですよね。
これが1つ目の反省点です。
もう1つの反省点は、横顔がアニメと似ても似つかないという点。
横から見ると「誰やねん」という感じ・・・。
その他、腕の組み方が不自然、胸の飾りや襟元などが「切って貼った」感がハンパないことなども反省点として挙げられます。
パタリロの自作作業を終えて
このように、反省点は挙げればたくさんありますが、初めて作ったにしては一応見れるものができてよかったという感想です。
遠目で見れば誰が見てもパタリロと認識できますよね。
このまま懲りずにフィギュアを自作し続けていけば、造形のスキルは間違いなく上がっていくはず。
そうなれば、造形が難しそうなバンコランやマライヒなんかも作れるようになるかもしれません。
自分が作りたいものをまずは手を動かして作ってみる。
この考え方がとても重要だと感じました。
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